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【再出発を果たしたペルーのコーヒー生産者】
世界遺産で有名なマチュピチュから車で1時間半ほど行ったところにあるキジャバンバを中心に活動するコーヒー生産者農業協同組合(通称COCLA)。その中でも古参の単協であるチャウピマヨ生産者組合は、標高1200~1800mに位置するコーヒー畑でティピカ種、カティモール種に加えてブルボン種も栽培しており、多くの組合員がオーガニック栽培を行っています。
50年近くコーヒー生産を行っていく中で、様々な試練がありました。その一つがさび病です。コーヒーがさび病にかかると、落葉し、花も実もつかなくなり3年もすると木が枯れてしまいます。実際に2013年には前年の半分にまで収穫量が落ちてしまいました。
さび病被害、国際価格の下落などでコーヒー生産者の暮らしを取り巻く環境が厳しくなる中、より多くの収入を得られる換金作物に転換したり、出稼ぎのため住み慣れた土地を離れたりして、コーヒー生産をやめる生産者も見られるようになりました。
そのような厳しい中で、病害に強い品種への転換、品質改善などに取り組み、コーヒー生産をなんとか継続させようと努力している生産者も少なくありません。また、スペシャリティコーヒーづくりに挑戦したり、コーヒー以外の収入源を確保しながらコーヒー生産を続けるなど、状況の変化に対応していこうとしています。
《コーヒー生産者の奮闘について詳しくはウェブサイトでどうぞ》
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