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見た目はいまいち、でも味わい深いおいしいバナナ
APLA SHOPで販売しているバナナはバランゴンという種類のバナナで、フィリピンに自生しているバナナです。バランゴンバナナは、農薬や化学肥料に頼らず栽培され、収穫後も防カビ剤や防腐剤を使わないので安心して食べられます。食べると自然の香りと甘みが口に広がるおいしいバナナですが、おいしいバナナだからこそ人間だけでなく虫たちにも人気なんです。
バナナをねらう虫、何だと思いますか?日本でもよく見かける身近な虫です。
実は蟻(アリ)なんです。
日本だと地中に巣をつくるのが普通ですが、フィリピンでは木の上に巣をつくるアリもいます。バランゴンは農薬を使わずに栽培されているので、アリもきっと居心地がいいのでしょう。皮に傷がつくだけで、果実には全く影響はありません!バナナを食べているわけではないようです。
こちらのバナナには、虫食い跡も見られます。これは、バナナがまだ小さかったときにかじられてしまったものと思われます。果実には影響ないものの、見た目がよくないので、産地で廃棄対象になっています。中身は影響がないのにもったいないことです。
おいしいものに虫はつきものです。虫がつかないようにするのに手っ取り早いのは防虫剤などを使うことですが、安心して食べてもらえるようにそういったものは使いません。農薬などと使わずに、虫への対処をして、きれいなバナナをつくるために大変な努力がされているのです。
そのような背景をもつバランゴンバナナ。おいしく食べながら、私たちの手に届くまでのストーリーを感じていただければうれしいです。(ATJバナナ担当Mより)
おいしくて安心なバナナなのですが、寒い時期は日本ではバナナの注文数が伸び悩み、余り気味になってしまいます。そのため現在、産地での出荷制限をしているような状況なのです。
バナナはそのまま食べるだけでなく、お菓子、スムージーなど様々なものに使えます。ぜひお試しください。
《四半世紀を超えてバランゴンバナナを作り続けている生産者たちについて詳しくはウェブサイトでどうぞ》
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